地域の造園屋さんとつながろう

〜地域の造園屋さんとつながろう〜

園庭を、子どもたちや草木や土など自然の状況に合わせて、柔軟に対応していけるように。

このためには、地域の造園屋さんと連携していくことがとても大切だと私は思います。

このことについて、一般社団法人「日本造園組合連合会(造園連)」さんの造園連新聞R5.3.1のコラムで書かせていただきました。

各地域で、園と造園の皆さんがつながり、子どもたちの豊かな育ちの場が支えられていきますように。

<コラム内容>
子どもたちが毎日を過ごす「園庭」にお力添えを

幼稚園・保育所・認定こども園の「園庭」についてどのようなイメージをお持ちですか?
グラウンドがあって、周囲に滑り台などの遊具、桜など数種の樹木がある園庭が、少し前までは一般的でした。
けれど今、保育・幼児教育分野では、子どもが環境を通して主体的に学び育っていけるようにと園庭環境への意識が変わりつつあります。
具体的には、築山、様々な種類の草木、土・砂遊び場、水遊び場、ツリーハウスなど、四季折々でいろいろな出会いや遊びが生まれ、心や体を思いきり使って楽しめる、多様な環境から成る園庭が求められ始めています。
こうした多様な環境や刻々と変化する子どもや自然の状況に対して、地域の造園業の方々の力が欠かせません。
それは、地域の自然に詳しく、現場の状況に応じて臨機応変に対応しやすいからです。
従来型のグラウンド+遊具+数種の樹木の場合は、建築業者さんや遊具メーカーさんで対応できていましたが、自然や多様な環境となると難しいです。
また、園にとって地域の造園業の方とつながる機会がなく探し方も分からないため、園庭をうたう造園や建築業の方を遠方から招かざるを得ない現状があります。
是非あなたの地域でも、園と繋がり、子どもたちの豊かな育ちの場を共に支えていただけますようお願いします。
(園庭研究所代表)

園庭研究所 石田佳織

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※ 園内研修や団体研修、園内研究支援など、いつでもお受けしています。ご希望の内容や方法に沿って構成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

園庭研究所HP:https://enteiken.com/
これまでの園庭研ブログ記事(2012~2022):心と体と学びとはぐくむ園庭づくり