〜変化と継続〜
こんにちは。園庭研究所の石田です。
3月からブログ更新ができておらず、訪問くださった方にはごめんなさい。
私が大学院に入学し、そちらの対応でいっぱいになっておりました。
だいぶ慣れてきて、期日が集まっていた物事もやっとひと段落したので、園庭や子どもの戸外環境について、ブログ発信を再会していきたいと思います。
大学院入学を決めた理由は、2つあります。
一つ目は、我が家は子どもたちが長く不登校だったのですが、一人が義務教育修了、一人が高校教育修了で次のステージに進んだため、私の体の余裕ができました。
(いや、その後も色々起きたので、「余裕できた時期があった」というのが正しいのですが…w)
その時に、改めて、これから自分がどんな仕事をどんな風にしていくかを考えました。
「園庭研究所」は個人事業です。
近年は一人でやっていく限界も感じていましたし、これまでの仕事や活動を通して複数人で共に動いていくことでの可能性の広がりも感じていました。
ですので、全く違う分野への転職も、子どもや戸外に関わる他職への転職も考えました。
こうして改めて自分のこれまでと今後を見つめ直した時に、やはり今まで心を込めてきた園庭の仕事や研究、関わってくださった皆様との関係を大切にし続けていきたいと思いました。
そしてずっと前、20代前半ごろからずっと問題意識を持ってきた、子どもにとっての地域環境にもっと向き合ってみたいと思いました。
ただ、一人で続けていくことでできる事の限界も感じていましたし、研究力の限界も感じていました。
地域環境、つまりは都市計画・地域計画の知識も、かつての大学で軽く学んだものの、もっとしっかり学ぶ必要があると感じていました。
夫からも、転職よりも、自分が取り組んで来たことを、より強化・伸ばしていく道にすべきだと突っ込まれ…。(ごもっとも。笑)
という訳で、筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 芸術学学位プログラム(博士後期課程)に入学しました。
都市・地域計画方面の授業も、研究室仲間の各研究を聞くだけでもとても面白く、「私ってこの分野が大好きなんだなぁ」と楽しく過ごしています。
そして私自身も、保育でもお散歩について、子どもたちの言動から地域環境のあり方を捉えていく研究を始めました。
地域環境は、大人目線での便利さや経済性に基づき開発されてきた陰で、子どもにとっては、いろいろな物事に出会いいろいろな体験をできるような環境ではなくなってきているように、私は感じています。
子どもの興味関心に立って地域環境をとらえた先に、子どもの育ちを支える地域環境ってどんななのか、何か見えてくると良いな、と思っています。
園の皆さんには、今後こちらの方面でもご協力をお願いするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、園庭研究所の仕事や、園庭調査研究グループでの調査研究は、引き続き継続していきますので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
子どもと戸外環境に関しては、いつでも、どんなご希望でも、ご依頼ください。^^
2024.6.10
園庭研究所 石田佳織
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※ 園内研修や団体研修、園内研究支援など、いつでもお受けしています。ご希望の内容や方法に沿って構成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
園庭研究所HP:https://enteiken.com/
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