△△をいかした立体園庭 1

中野みなみさんの園庭の魅力は、1)「園の真ん中に〇〇」と 2)「△△をいかした立体園庭」。(前記事:園の真ん中に〇〇

では。

2)「△△をいかした立体園庭」の△△は何でしょう??

答えは、「立地環境」です。

中野みなみさんの敷地は、東西で高低差が大きく、その差は15mほどあります。

園舎はは3階建で、一階部分が東側の一番低い道と床レベルを合わせ、2階が西側の園庭と床レベルが合わせてあります。

そして、園庭自体も、建物の2階から3階あたりの高低差をつけ、園庭の西端がちょうど、西側の地面と同じ高さにされています。(正確には北西と南東)

これだけの地形の高低差があると、「使いにくい土地だな」と感じ、園庭は平にして、園庭と地域の道との間は壁にして、その間は階段で上り下りするようにられがちなのではないかと思います。

けれど、中野みなみさんでは、この地形を見事に生かして、とても魅力的な園庭にされているんですね。^^

園舎(2階)を出ると、対岸に向けて、広い斜面が立ち上がっています。

これはもう登りたくなっちゃいますよね!!

その中央にはこんもりとした築山とトンネル。

築山を上がった先には、一旦平らな空間が作られていて、ここでも平らな遊び空間が作られています。

つまり、斜面も3階建にされたころで、さらに色んな空間ができ、子どもの経験も豊かになっているんですね。

そして園庭の2階部分には、元々あった階段を材木と石垣で覆って、中を基地のようにされています。

石垣や組まれたログ材は、子どもが手先足先から全身まで使って登れて、おすすめの環境です。

壁面には穴(小窓)が開けられていて、そこから皆の様子をのぞくのは、こっそり観るドキドキわくわく感があります。材木の隙間から差し込む光も楽しい!

決して面積が広くはないですが、東西の高さが異なる立地環境を逆手にとって縦方向にも空間ひろげられ、多様な環境を園庭に取り入れられているんですね。(発想がすごい!)

さらに横方向も工夫されています。これについては次回に。^^

ユーカリ福祉会 中野みなみ保育園の園庭や活動の様子は、園HPやFacebook「園庭・地域環境での保育 交流グループ」でのご投稿でもご覧いただけます。→ 園HP https://yukarifukushikai.or.jp/nakanominami/ 、 FBグループ https://www.facebook.com/groups/ecec.outdoor

それでは、2022年も残りわずかですが、皆さま良いお年をお過ごし下さい。
2022年も本当にありがとうございました。

園庭研究所 石田佳織

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