園庭の暑さを緩和しよう!

明日 7月22日(土) は、園庭研「自然の中で保育すること」オンライン講座詳細・お申込(Peatix)です。
気軽にご参加ください。^^
当日参加できない方も、お申込者さまへは後日録画共有いたします。

さてさて、暑い日々ですね。

近年暑さがますます強まり、園庭や校庭、公園、道を見ては、本当にどうにかしないといけないなぁと思います。

すぐできることとしては、
ホームセンターやインターネットで日除けシートを購入し、園庭のなるべく多くの面を日陰にしてあげること。
日よけネットや日よけシェードで調べてみてください。^^

そして、長期的には、
園庭の端だけでなく、園庭の真ん中も含めて、様々な場所に木を植えていきませんか?
目指せ、各遊びコーナーに1-2本!!

山梨県のかほる保育園さんでは、園庭の様々な場所に、様々な種類の樹木が育てられています。
多様な樹木が、木陰や遊びの素材、五感の楽しさをあたえてくれます。^^

造園屋さんにお願いして、そこそこ育った木を植えてもらうのも良いですし、
苗から、子どもたちと一緒に植え、育てていくのもおすすめです。(小さな苗から植えると、その土地に合わせて育って行きやすかったり、合わなくて枯れてもまた新たな苗や樹種で挑戦しやすかったりします)

また、
「園庭の真ん中に木があったら、ぶつかって危ない!」「行事や集まって活動する時に邪魔では?」
という心配も浮かぶかもしれません。

でも、子どもたちは体も思考も、本当に柔軟で、多少の障害物があっても、その場を使い込んでいくうちに、上手に体を使いこなして対応できるようになるんですね。(実際、樹木に限らないですが、そうした園庭での子どもの柔軟性や対応力について、保育現場の先生方から伺います。^^)

とにかく。
「暑くて外遊びができない/思い切り心身を動かして遊べてない」状況は、できるだけ早く解消し、

暑い中でも、
・少し場所を移したら涼しい場所がたくさんあるよ。
・木陰の下は風が通って気持ち良い!
・(危険じゃない暑さの下で)汗をかいて遊ぶって気持ち良い!夏って楽しいね!!

という園庭環境にしていけると良いですね。^^


暑さ対策は、こちらの記事も参考にどうぞ。
暑くなる季節に向けて1〜日陰をつくろう〜
暑くなる季節に向けて2〜樹木の温熱環境緩和効果〜
暑くなる季節に向けて3〜樹木等自然景観による、心理的緩和効果〜
暑さ対策:植物を活かして、快適な暮らしの空間を! (草木を建物周りに育てて、エアコンなどの住宅設備に頼らず、できるだけ太陽の光や自然風などの自然エネルギーを利用して快適な家づくりを目指す「パッシブデザイン」についても)

園庭研究所 石田佳織
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これまでの園庭研ブログ記事(2012~2022):心と体と学びとはぐくむ園庭づくり